質屋とは昔からあるところで、大切にしているものを預ける変わりに金銭が借りられるというとてもシンプルなシステムのところなのですが、最近はこの古くからある質屋を悪用している悪徳業者がいるのです。
ニュースなどでも度々取り上げられることがあるので、ご存知の方もいるかもしれませんが、狙われているのはネットやテレビの情報などに疎いお年寄りになっています。
ではその悪徳業者の質屋というのはどの様な手口なのかといえば、お年寄りの年金を狙った手口になっています。
お年寄りの方には大切な年金ですが、この年金を担保にして金銭を貸すといった質屋が横行しています。
年金だけでは通常融資を請けることができないので、この年金担保の偽造質屋に騙されてしまうのです。
年金手帳、通帳、印鑑、キャッシュカードを質屋に持って行き、ダミーとして商品価値の無いものでも何でも良いので物品を質として預けます。
そして、多額現金の貸付をして、多額の利息を付けて返済をさせます。
当然、返済は難しく、偽造質屋はそのお年寄りの大事な年金を返済として受け取っているという仕組みになっています。
利息について、制限があるのでは?と思っている方もいるかもしれませんが、利息制限法については消費者金融の貸金業者だけにあるもので、質屋に関しては上限を109.5%と高金利が認められていることからこの様な悪徳業者が現れてしまっているのです。
自分の家族がこの様な悪徳な偽装質屋に騙されない様に、若い世代が注意をして行く必要があります。